ZAZEN BOYS TOUR MATSURI SESSION 2009 in 帯広 REST


向井、そんな簡単に私の心をかっさらわないでくれ 汗


一年以上お預けくらって、その間自分の体調を含め、いろいろ思うことがあったんだよね。
そんでなんか、ライブに行きたい気持ちが先走ってる割に
今回のアルバムに正直ノリきれない自分がいたりした。


なんて、悶々としてる私がバカみたいじゃないか。
いや、バカだけど 汗


でも、開演一曲目で目が覚めた。


やられた。裏切られた。
とても良い意味で。


同時に感極まって一気に込み上げる、変な感情。
私の重い気持ちなど、なんのお構いなしに踏み潰しやがった。
跡形もなく粉々にしてしまいやがった。


ああ。この久々の感覚に泣いてしまいたい。
ああ。でも目の前でおどけたおっさんに顔がほころんでしまう。


にやにや。してしまうのだ。どうしょうもないくらい。
この爆音、聴覚に入ると同時に体に伝わる痺れに似た感覚。
こそばゆい。おっさんの声も、体温が感じるくらいの近さで見える、ギターを弾く手も。
目が口が、緩む。すべてを吐き出してしまいたいくらいに。


すげーすげー声を上げて泣いてしまいたい。
同時に声を上げて大笑いしたい。


そんな始終愛しさが込み上げるライブだった。


まず、「KIMOCHI」でライブが始まるなんてびっくりだよ。
しかもかなりアレンジして、ビートの利かしたノリの良さ。
今までお約束のように最後の方にやる曲だったのに、「マジで!?」って思った。


呆気にとられながら、「COLD BEAT」「Honnnoji」「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」と
ガンガン来る。ガンガン攻められる。
この辺の相変わらずの演奏の間とズシンとくるドラムの音。
おっさんもまだシンセには手を出さずに、ギターを弾きまくる。


そこから「DARUMA」「TANUKI」「MABOROSHI IN MY BLOOD」「IKASAMA LOVE」「安眠棒」と
この辺から私の記憶も曖昧になってくる 笑
わかっているのは、だんだんとおっさんの行動が調子こいてきてたということ 苦笑


シンセを弾く時、おっさん横向くんだよね。
そんで横向いたら、私と思いっきりご対面スタイルになってしまうのよ。(得意のステレオ前)
で、せっかくだからおっさんを凝視してみるんだけど、数秒もたない。汗


パフォーマンス的なことやってんだけど、いちいち動きが古臭い 笑
いや、むしろアレは笑わせにきてる。そんなことせんでも充分笑えるのに。汗
うーん、曲はあれだけおしゃれなのに、どうしてこうも本人はダサいのだろう。


でもこれだ。これがThis is向井秀徳だ。そうだった。間違いなくホンモンだ。
つーかこんなおっさん二人もいたら堪らんけど 汗


なんかおっさんは、やはりおかしい。
私の勝手だが、噴出してしまうのをこらえるので必死だった。


もうここからは順不同だけど「You make me feel so bad」「Asobi」
「I Don’t Wanna Be With You」からの〜「Sabaku」「Friday Night」
そして最後に「RIFF MAN」でいろんなとこから昇り龍でした。笑


カシオメンが「I Don’t Wanna Be With You」ではサンプラー職人。
「Asobi」ではマラカスがてらになんか入ったビンでシャカシャカやってました。
一心不乱にシャカシャカしてるカシオメン見て、おっさん堪え切れず本気で噴いてました。
つーか、おっさん。あんたがやらせてんでしょうが 笑
カシオメン、最近「Friday Night」で変態ダンスしないんだよなー。寂しい。


ベースのボンズは前見た時よりふっくらしたような気が。
町田のヤンキーに引けをとらない、よく動くベースだ。


ドラム松下は、ますます髪がうざくなって、ますますテラテラな服の上下を着てました。笑
一つ一つの音がガツンと来て、がっしり掴んだ物を離さない感じで
でも、その強い振動は決して暴力的ではない。意思のある音。


おっさんは、つくづくなんてかわいい人なんだろう。
しばらく見てなかったけど、やってることまったく変わってねー 笑
ってか、より自然体で、より抜け目ないおちゃらけ具合 汗
私のツッコミも拍車がかかる。まんまと目が離せない。 笑  


そういや「Sabaku」でおっさんの歌が一部こもった機械音みたいになってた。
これはせっかくおっさんのかわいい声がだいなしで残念 汗
でも、「RIFF MAN」はやっぱかっこいいね。これで締めってのが歯切れ良くて満足。


ZAZEN BOYS 4」の曲も、ライブで聴くとすごくノレる。
むしろ勝手に体が動いてしまう心地よさを感じる。(つまり老体に鞭打たない感じ 汗)


アンコールは「Memories」と「Idiot Funk」
「Idiot Funk」は4人でシンセに集まってそれぞれシンセ弾いたりベース弾いたり歌ったりしてました。
・・・・なんだこれ!?なに?なにやってんの、こいつら!? 笑


ボーゼンとしながら、ライブ終了。

あれだけ感極まってたのに、結局最後いつもと一緒の感覚で終わってんじゃん!!汗


はぁ〜、でもこの最近感じる事のなかったこの満足感。


久々のライブだったからだろうか。こんなにもザゼンが愛しいと思う衝動にかられたことはない。
官能とか、エロとか、そんなんじゃなく、メンバー音楽全部ひっくるめてすべてを抱きしめたい。
なんか私は、ザゼンがいてくれるからとにかく大丈夫だ。
と、訳のわからん確信をしてしまいそうなくらい、なんて満ち足りてるんだろう。


おっさん、何度も「またくる」といってたから、私もまた行きます。


そん時も、ツッコミどころ満載でお願い 笑