クドカン慣れしちゃったかしらん？

上映まで余裕あったのに、駐車場開いてなくて間に合わないかと思った　汗
先にチケ買っといてくれたMとMネェに感謝。

そんな感じでぜぇぜぇいいながら、やっと観てきました。
内容はタイトル通り。全体通して最後まで続くテンションと、細かいギャグと勢いは相変わらずクドカンワールド

でも、これは、これはですね。
よくも悪くもサダヲちゃんの映画だなって思いました。

舞妓を愛するサダヲちゃん扮する鬼塚公彦の異常なまでのテンションは、
観てて「やっぱキュートだわ」って思うんだけど
なんか、最後まで「公彦」というよりも「阿部サダヲ」だった。
つーか、「阿部サダヲ」というより「破壊君」と言うべきか。
キャラが安定するまでに終ってしまった印象があるな　汗

作品も、舞妓さんの世界は素人の私でもちゃんとわかるように表現されてんだけど
いかんせん、内容詰め込みすぎて公彦が何を貫きたいのかわからんくなってく、特に後半の内藤への執着はくどかった。
もっとシンプルに「俺は舞妓の為にここまでしてしまうんですーっ！」ってを期待してたから
どうも肩透かしをくらった感があるな。
それに、ミュージカル部分が長くてだれる　汗　
もうちょっと短ければよかったのになぁ、真矢みきはさすが歌うまかったけど。

でも、細かい部分はいつもながら聞き逃せないし、見逃せない。
さりげなく変化してる人や風景、キャスティングの遊びにはやっぱ笑っちゃうね。
川で魚がはねるとこなんかね、「あ」とか思ってにやついちゃう。

それに、配役がすごくよかった。
ドラマでは二枚目俳優の堤真一も、クドカンにかかればショートホープ　笑
あのハイテンションはサダヲちゃんよりキレてたかもしれない。
女形もきれいだったしね。

柴崎コウも、今人気の彼女をあんな風に使うなんて贅沢。
舞妓さんがメインだからしょうがないけどほとんど脇の脇　笑　
隅に追いやられてる感じだけど、アホOLはすごく嵌ってた。
ちょっと足り無そうな感じのしゃべり方とか、特徴的な歩き方も違和感無かったし。
ただ、舞妓の姿はあんまり似合ってなかったな。出てきた舞妓の中で一番似合ってなかった。

変わりに、京野ことみと小出早織の舞妓姿のかわいいことといったら
京野ことみなんて、普通の姿よりも断然色気あってよかった。
小出早織はホント人形みたい、舞妓特有の口紅の付け方がすごく似合ってた。
酒井若菜は終るまで気づかなかった　汗　

そして脇の生瀬さんの髪の増え方、お見事。　笑
あれ、大半は気づいてるだろうけど、気づかない人も稀にいるんだろーなーと思う。
後、なんといっても最高だったのはちょい役の北村一樹！！
さすがの怪演で、ちょい役でもすばらしい存在感。　笑　
北村一樹だけでも見る価値あり。

あとね、山田孝之とか、クドカンの作品はあの俳優さんが意外なこんな役ってのがまた嵌ったりして
イメージ崩しが上手い。そしてそれがすごく生きてる。

ま、でもやっぱなんといってもサダヲちゃん。
３７歳であれだけ学生服に違和感無いのは罪ですから　笑

女形は無理あったけどね・・・・

これでしばらく、観たい映画もないかな？あ。秋に「自虐詩」があるか。
ま、気になる映画がでてきたらみるとしましょう。

どうでもいいけど、その後甘い物食べ過ぎて腹下ってます　汗