しゃべくりの「オバサダヲ」いじりもあなどれなかったんだな 汗


「なくもんか」


お馴染み阿部サダヲのハイテンション演技のイメージを逆手にとった印象。


小さい頃親に捨てられ、ハムかつ屋の主人に育てられたサダヲちゃん扮する裕太は
八方美人で、誰にでも愛想良く明るく振る舞うことで、不幸な境遇であった自分から逃げている。
一方、生き別れの弟瑛太扮する祐介は、不幸な境遇であった自分を笑いで吐き出そうと芸人になり舞台に上がる。


「本当の笑顔」を模索する二人は、向いてる方向が全く同じで
芸人なのに人を笑わす事が出来ない祐介は、仮面のような笑顔が張りついた裕太に自分を重ねイラだち
「好きでやっている」と言い聞かせながらも、周りに裏切られバカにされる孤独と悲しみを訴えられない裕太は
それでもお人よしの性分を捨てきれず、誰かの為に走り続ける。


まぁ、「演じる」っつーのは、TVや舞台だけのものじゃないよね。
誰だって多少は人と接する時に演じてしまう部分もあるだろうし
他者である演者を見て、共感や傍観をすることがあるだろう。
人の人生があるから、物語が成り立つってもんじゃないんでしょうか?
「人に歴史あり」っすね。


サダヲちゃんは、ハイテンションな役柄が多い。
でも、トーク番組でのサダヲちゃんはどっちかというとテンション低め。
そのギャップはどちらも演じてるかもしれないし、どちらもホントかもしれない。
そんな掴み所無いサダヲちゃんの演技力がすごく生きた作品だった気もするけど
すげーよかったかというと、ぶっちゃけそれがそうでもなかったりする。 苦笑


最後の漫才がおもしろくなくて、一気に冷めちゃったんだよね・・・・汗


でもま、前回の「舞妓Haaaaaan!!!!」よりは断然よかったけど。


それよかさ、サダヲちゃんがストレス解消にやっていたアレ。
アレ観た時に「おいおい、まさかしゃべくりの“オバサダヲ”ってこれから映画観る人への前振りだったのかよ!汗」
と思ってしまったわ。そうだったら、しゃべくりあなどれないわ〜。 笑


そして未だに港カヲルこと皆川猿時みてテンション上がる私。 汗
カヲルに一番癒されたぁ〜 暖