向井秀徳アコースティック&エレクトリックin帯広REST


そんな向井王子を丁度欲してましたv 


つーこって、行ってきました久々にアコエレ。桜満開で天気も良くドライブ日和。
「青い空にはナンバガがよく似合う」つーこってナンバガの曲を爆音でかけ、若かりしおっさんの歌声に
「いやーこの初々しいおっさんの歌声を聴いた後に、今のエロエロしいおっさんの歌を聴くと思うとたまらんな」
なんてこと言いながらよぼよぼ仲間の友達Mとこれまた久々に二人で帯広へ向かう。


私はおっさんのギター弾く姿がとても好きで、その姿を堪能する為にライブに通ってるようなもんだ。
だけど最近のザゼンはあまりおっさんのギターテクが堪能できない。
だからこのアコエレはおっさんのギターテクにどっぷり酔いしれることができるとても貴重な空間なのである。


毎度お馴染みの帯広RESTも、椅子を並べると一層舞台と客席の近さが増すな。
私たちは一番後ろでライブ観賞。それでも充分近くて、なんて贅沢な会場なのだろうと思う。
客数は30人くらいいただろうか?親子で来てる人達もいた。
以外に若い子いないなーなんて腕と足組んで眺めてたら
Mに「なんか、どっかの女社長みたいな威圧感(笑)一体なに見定めてんの?」と言われた。 泣
はい、向井の失笑加減を見定めに今日きました。 汗


つー話をしながらふと横を見ると、見たことある男の人がうろうろしている。
あ、スタッフの人か。ん?スタッフ?あれ、ちょっとM、あの人見たこと無い?


ザゼンのベース、吉田ボンズでした。


そっかぁ、アコエレのお手伝いでご一緒してたのね。
ってか、普通に客席動き回ったり、おっさんのギターをチューニングしたりしてたけど
誰もボンズを指差したり気付いてる感じがなくて、あれ?私ら過剰反応しすぎか?と思っちゃった 汗
田舎モンですまんのう。


なんていってたら開演の時間
向井のおっさん黒の帽子に黒いシャツとメンパン、そしていつもの白のコンバース(靴下も白)で登場。 


「ここまで来た俺も偉いが、ここまで来たあんたらも偉い」
なんつー事をいいながらギターをかき鳴らす。
その向井節からの「猫踊り」猫にマタタビあげて喜んどる奴だなんて、すげー悪趣味の世界 笑


んにゃもう、これですよ、これ。
この向井1人が鳴り響かせる独特の空間に浸ったのは何年ぶりなのだろう。
アコギとエレキの入り乱れたギター展開。
ピックと指の巧妙な使い分け、ゆるやかな曲調からいきなりのボディパーカッションにハッと目が覚める
いつの間にやったんだと思わせる早業のサンプリング、幾度も重ねられた音の激しさはどんどん増していくのに
弦を弾く指先は、忙しさの無い繊細でしなやかな流れるような動き。


正に「音は激しいのに、ギターに触れる手はやさしいの」(by M)


曲は結構ナンバガが多くて、Mと「ナンバガ聞いてきて正解だったねぇ」となんて話をしてた。
TATTOOあり」「鉄風鋭くなって」はあまりの良さに思わず身を乗り出してしまった。
後「CITY」ね。私この歌の「まだDANCEの途中〜」のメロディラインが大好きなのね。
そんでなぜか童謡歌ってたんだけど、これが以外におっさんの声に合ってたな。
あと知らない洋楽や松任谷先輩の「守ってあげたい」はアンコールで歌っていた。
新曲は「サカナ」渇いたギターに乗せて歌う歌詞は、おっさんまんまやんけ 汗
「サカナのような声で泣く」きゃ〜おっさんエロエロ〜
「ガールインザキモノドレス 」もおっさんが歌ってるから全部そっち方面に変換されます。
「スズメ」も新曲らしいけど、歌おうとして止めたんだよね。でもどうやら札幌では歌ったらしい。汗
なんで帯広歌わなかったんだよぉ〜どんな歌かすごく気になるじゃないかおっさん〜 泣
ZAZENの曲もアレンジ変えて数曲「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」かっこ良かった。


で、今回のメインはなんといっても「The Days Of NEKOMACHI」で披露した
まるで猫が「猫じゃらし」で遊んでるかのように向井がギターをかき鳴らしていく


向井奥義の一つ「じゃらし弾き」大公開ドン!!笑(←そんな奥義無い)


いやーもうおっさん、イッちゃってたね。あれ。
つーかさ、もうホントにおっさんの体の一部だよねギターは、誰も入れない領域だもの。
なんか、ギターに嫉妬しちゃうよね。
Mに「ギターになりたいしょ?」といわれて思わず「うん」と素直に答えちゃった。 汗


本気かおちゃらけかようわからんおっさんのギタープレイにただただ圧巻
気付けば爪先立ちになっておっさんがギターと戯れる姿に惹き込まれていた。
おっさん、私もう達していいですか? 笑
なんて思っていたら、演奏を終わらせたおっさんが「間違いない」と一言。


・・・・・え?おいおい、おっさんその言葉、まさか・・・汗


やな予感がしたと同時に、向井がもう一度「間違いない」そして「・・・・・古いか?」


やっぱその「間違いない」かよっ!しかもなぜ今、この時期に!? 失笑


見事我に返りました。そう、私はリアリスト。


そこからがもうおっさんのグダグダトークのはじまりはじまり〜
なんかね、昔『ねるとん紅鯨団』の番組の中から流行ったフレーズで「〜みたいな!」ってのがあったと
そんでそこから「〜関係」とかいうのもあって、それを未だに業界人が使っていて、その対応に困るとかなんとか


って、今正にそれ聞かされた私らがおっさんへの反応に困ってんですけど? 汗


客席に浮かんでたであろう数々の「?」の中、言いたい事をいったおっさんはさっさと次の曲へ進む


おいおいっ!疑問残して次行くなーっ!!
そして「〜関係」からの「半透明少女関係」へ行くとかって件じゃねーのかよーっ!! 汗
(全然「関係」に触れもしない歌やってたぞ)


今日もおっさん、相変わらず絶好調でマイペース。
そして私も、期待を裏切らない失笑とツッコミを今回も全力で(脳内で)してしまいました。


あ、でもね。珍しく昔の自分の事語ってたなぁ。
高校卒業してしばらく、働きもしないで曲ばかり作って、デモテープを最寄のレコード屋において貰ったり
適当にレコード会社に送って、ポニーキャニオンから連絡きたりして、それで自信ついたかもしれない
そうやって他力本願なことばかりしてたけど、そういうことが今に到るきっかけだったんじゃないかと
おっさん、自分で作成したデモテープをレコード屋に置いてもらう人のどこが他力本願なのだろうか? 笑
おっさんのそれが他力本願なら、私今までの人生すべて他力本願だわ 汗
いやでも、こういうおっさんの昔の話すげー新鮮!もっと聞きたかったな。


今日はおっさんいつにも増してえらい饒舌でどうしたんだろう?と思ってたら
単なる「酔っ払ってしまった」だけらしい。 笑
そういや確かにビール5、6本はいってたな。
ってか、おっさんってお酒飲んだら普通に酔うんだ?
いいよ、いいよ、とっちらかしたトークがおっさんの魅力だもんね。
毎回ツッコミがこんな楽しいライブなんておっさんのライブ以外正直ないもん。 笑


それにどんなに失笑しても、おっさんのギターテクにメロメロなんだもの。
今回も終盤で歌った「自問自答」に打ち抜かれた。
最近ザゼンで「自問自答」やらないから、ホントにうれしかった。この歌大好き。


最後、またおっさんが言う。
「ここまで来た俺も偉いが、ここまで来たあんたらも偉い」
ホントは旭川と帯広のどちらか迷ったんだって。帯広にしてくれてありがとうv
そして「帯広、また来ます。何度も来ます」といってくれた。
うん、何度も来てください。私も何度も来ます。


すごく楽しかった。もっともっとこれからも向井をザゼンを思いっきり堪能していきたいなと思ったアコエレであった。


帰りの道中、Mと二人ライブの余韻を引きずりながら
できることなら、おっさんのギター持つ腕の筋肉も見たかったよねーとか
なんでおっさん冬でも半袖なのに、今日みたいな暑い日に限って長袖なんだろうねーとか
ところで、おっさん、最近やっと年齢が見た目に追いついたねーとか
客以上にノリノリだった吉田ボンズが実は密かに一番面白かったんじゃねーのとか
興奮して悪ノリしてたら、見事道に迷ってしまった 泣


慌てて元に戻っていつもの道にたどり着くと、今度は50匹以上の鹿の洗礼 汗
(もれなく、きつねや兎も付いてきました。泣


あまりの鹿の多さに「もうここは鹿(か)の子ダムなんかじゃない、鹿(しか)の子ダムじゃあっ!!」
と訳のわからないことを叫びつつ、真夜中に一台、鹿に見送られた車は走り続けるのであった。