ビール缶の凹みにこだわってみる感じ

kaoruchaban2006-01-28



「ZAZEN BOYSⅢ」を聞く。聞く。聞く。

はっきりいって前作「ZAZEN BOYSⅡ」は何回も聞くほどのめり込めなかった。
ファーストを聞いたときほどの衝撃と動揺を与えてくれなかったからだ。
ファーストは良すぎ。もう何度聞いたことか。聞き過ぎでCD傷んでるくらいだ。
今聞いてもまったく飽きることなく新鮮。
それまで聞いていたナンバガの音源等一瞬で吹き消してしまうほど強力だったし
聞けば聞くほど全身捕われて、囚われて完全に包囲されている状態に陥ってしまう。
それがなぜか「Ⅱ」にはなかった。
反対に「Ⅱ」は奇を衒っている風にも感じてどうもずっと聞いていたいと思わせない。


んで、「Ⅲ」はというと。とても良い「Ⅱ」より断然良い。
「良い作品を作ろうと真剣に取り組みすぎておかしくなってしまいました」
という感じのするアルバム。(誉めて無いじゃん/汗)
でもそれがファーストを聞いたときに感じた動揺を思い出すような感覚だった。
何度でも聞ける。聞くたびに癖になる。するたびにどんどん気持ち良くなるんです。
聞くたびにどんどん耳に慣れていくんです。


ライブで聞いてもそんなにピンとこなかった「Fridey Night」や「Water Front」も
アルバムで聞いたらこんなかっこいい仕上がりになっていたとは。
正直、最近取り入れられてるシンセとかあまり好きではなかったんだけど
このアルバムではキンキンの金属音源と相まって「夜の浮遊感」を醸し出して邪魔になってない。
いつものおっさんの繰り返される日常は諸行無常である詩や言葉使い、安定していないボーカル
間の奇天烈さも聞いていてとても心地よくなる。


それにやっぱドラム。
アヒトのドラムは野性味というか、人間臭さがあったけど。
松下は機械、ドラムマッシーンだ。このキレと重さは松下だからこそ可能だったと思う。
(※注 私は楽器に疎いです)

まぁアヒトでもできるドラムなら、おっさんが求める音源て一体なんなんだ、といいたくなるが。
(じゃなきゃ別に辞めなくてもよかったんだから)


このアルバムの中で特に好きなのが「Take Off」と「Don`t beat」
「Take Off」はなんと言っても聞いてすぐ気に入った「湯が沸くサウンド めん」
おっさんのこういう言葉の使い方すごくセンスが良くておちゃめで好きだ。
かっこいい音源に持ってくるこういう珍妙な言葉のバランスがZAZENの良さだと思う。
「Don`t beat」はおっさんの変調で平坦な歌い方と
なぜか聞いてるうちに「スネークマンショー」思い出してしまうとこ。YMO


「Tombo Game」もなんか聞いてて切なくなっていいな。


それに聞けば聞くほど、とてもエロい。
おっさんのねちっこい、性質の悪ーいエロさが際立って
なんか、おっさんの性癖すらもわかってしまいそうでキモいんじゃい 笑


でも「キモかっこいい」なんて言葉、おっさんには使いたくないね。
キモくてエロい、尋常ではない手ごわいおっさん、それが向井秀徳


あ〜これで一気にZAZEN熱上昇。ライブ楽しみだ♪


つーか、おっさんおっさん言ってるけど、私の一個上なんだよね・・・・汗



私の人生に二股はないな


最近「乱歩集」と平行に友達から借りた堂本剛の「ぼくの靴音」も読んでますが
これがこれが、2冊とも一向にページが進まない。笑
剛のなんて別に難しい事書いてる訳じゃないのに、言葉が頭に入っていかない。
どっちかに集中して読まないと全部読む気失せてしまうのよね。


元々不器用なのも手伝って、二つを同時に進行させるのが大の苦手。
二つとも後少しなんだけどなぁ〜。いつ読み終わるんだろ?

ちなみにまだ読んでない本が上の写真の通り私の机に重なってます 泣
三島ばっかジャン。


本の感想はまた今度。


話し変わりますが、最近昼間にドラマの「ケイゾク」が再放送やってんすよ。
映画まで見に行くほど好きだったんだけど、改めてみたら話全然覚えてませんでした 汗
でも内容覚えてないから反対に見てて新鮮 笑 やっぱ面白いわ。

つーか、中谷美紀はこの頃の方が見やすくて好きだ。最近は痩せすぎててかわいらしさがない。
最近の女優さんは中谷美紀のような自然で巧みなボケ演技って出来ない人ばっか
ボケに硬さがあってわざとらしいのって見ていていまいち乗れない(なかま〜とかいと〜とか)
またこういうボケ役してくんないかな〜?


ちなみに、アホな女やらせたら酒井若菜の右に出るものはいない。