風邪気味を酒でごまかしてみる夜。

懐かしさにムキになる

今日は休みだけど、職場の人の風邪をもらったせいかのどが痛く
ついでに雪も降っているので、家に篭り漫画とネットと向き合う(いつもか)


ネットを見てると、なつかしやユニコーンの「服部」のアルバムを見つける。
このアルバムは私が始めて買ったCDなので思い入れがある。
当時中2の私の時代はバンドブームだった。
ジュンスカ、カッチェ、バービボーイズ、バクチク、ブーム、爆風スランプ、プリプリ
米米、ザ・ピース、ジギー、筋肉少女隊、クスクス、グラスバレー、カステラ、聖飢魔Ⅱ
アンジー、有頂天・・・・etc


とにかくクラスの話題はバンドの話で持ちきりだった。


で、私はというと。NHKで放送されていたクリスマススペシャルで
いろんなバンドが歌を歌う中、やっぱ目を引いたのがユニコーンの「ペケペケ」
なぜに男と女の題材にした曲を男二人で歌っとんのじゃと
アイドルの歌しか聞いたことなかった私にとってはかなりの衝撃であった。

それからというのも、ユニコーンが出る番組はかかさず観て、ビデオに撮って
そこから通じるバンドとかにも興味を示した。


それが私の“生涯一憧れの人”「上田現」がいたバンド「レピッシュ」だったりする。
ユニコーンの存在が無ければ上田現を知らずにいたかもしれない。ああ、ユニコーンに感謝。


ユニコーンのアルバムが出た時代ってのは、CDなるものが世に出始めた時代でもある。
当時CDプレーヤーなど持っていないのに、どうしても服部が聴きたくてCDを買ったのだ。
で、友達がCDプレーヤーを買うことになったと聞き、速攻友達の家に行って聞いたという思い出がある。
ちなみにその友達もユニコーン好きで、彼女が買ったのはユニコーンのファーストアルバム「BOOM」
カセットにダビングするのを条件に彼女の家に行き、二人でユニコーンの話をしながらCDを聞いていたりした。


そんな懐かしさを感じたこのアルバム。
その中で一番好きなのは「おかしな二人」で、今聞いても切なくて胸が締め付けられる思いだ。
ユニコーンのシングル、アルバムは全部聞いているが、私が好きになる歌のほとんどはドラム「西川幸一」の作る詩である。
中でもこの歌は聴いててジーンと来る女の性が見える。


「♪〜思いがけない五月の通り雨 少しだけ 思う あなたを」
「♪〜あなただけの この世で 私だけなの 噂じゃ 二人だけなら 何とか するつもり」
「♪〜たとえ 勝てはしない ゲームでも どうにかなるの」
「♪〜悲しいくらいに愛して 知ってるはずね」


もうこの歌詞を大人になって聞くば聞くほど、切なくてイタイ。
どうすることもできない「惚れた弱み」への諦めと愛の深さをテンポよく
且、後半滑り落ちる様なスピードで作り上げられてるバランスはすばらしい。


ユニコーンファンなら知ってると思うけど
ユニコーンというバンドの重点人物は、絶対的な存在感を持つフロントマンの民生でもなく
ルックスで目を引いたEBIでもなく(この人は解散にかなり勘違いをしていたが)
場の雰囲気の癒し系の阿部Bでもなく、実は作詞も作曲も巧みな職人気質のテッシーでもなく
西川幸一なのである。


それは奥田民生が西川氏に敬意を表して作っている「すばらしい日々」を聞けばわかる。


とにかく、このアルバムはあのユニコーンの代表作「大迷惑」も入っている名盤
ってか、私は初期の聞きやすい音源よりも、後半の良く練られた音源の方が好みだけどね。


特に西川さんやテッシーの作詞作曲のものは聞かせます。お薦め。


ちなみに服部に入っている「人生は上々だ」は友達AとカラオケBOXでハモッた歌をカセットに入れ
友達にプレゼントしたりした思いである。


もらった友達、うれしくなかっただろうなー。
思えば昔からアホなことばっかやってんなー汗