篠原烏童祭り、終了。


全部読み終えた篠原烏童。やっぱ絵が抜群にきれいです。
この人を知ったきっかけは、中学の時の友達が篠原烏童を好きで集めていてよく読ませて貰っていたから
今回かった漫画はほとんどがその時読んでいた作品ばかりで懐かしかった。
と、同時に一気に漫画本が増えてしまい。置き場所に困る始末 汗


「妖獣の門」篠原烏童デビュー作
体内に妖獣を封印してきた一族の愛と苦悩。
どこの国も女は強いんだけど、それは男は子孫の種を放つだけで役目が終るけど
女はその子孫を宿し、次に繋げるまで育てていかないといけない責任の重さからなのか?


「幻惑の摩天楼」1〜5巻
力のある“宝石”を目に持つすべてが正反対の男性二人が中心。
でも、内容全般はニューヨークの日常で起こる怪奇現象を解決してく話。
舞台は外国なんだけど、数々起こる怪奇現象が日本っぽい感じで抵抗無く読める。
まだまだ男の描き方が硬くてごっついです。


「純白の血」1〜4巻
人間の“気”を餌にして生きる男性と、自然の“気”を餌にして生きる男性のエコロジーな物語。
生態系のぶれに地球と自分たちの生命の危機を感じていくってのは、正に現代向き。
この頃から男性の絵柄が柔らかくなってきて、繊細さも感じます。


「借りてきた左手」三角関係の男女と身近なホラーをくっつけた短編。
服が時代を語ってるなぁ〜、ボディコン、肩広、髪の毛ワンレン前髪立ち上げ。笑
流行を漫画に取り入れるのって大事かも。当時の流行りもんってその風景が一番わかり易いから
ただ、それを過ぎて見ると。あまりにも古くてなんか笑っちゃうけどね。


「波に花影 月に刃」短編。こうこの頃になると、絵がすごく洗練されて特に男性のは色気も漂います 笑
内容は江戸の花魁、盗賊、切支丹等など。サクッと読める感じです。


「不法救世主 −イリーガル・メサイア−」1〜4巻
上の「波に花影〜」の続編。オランダさんとの間に出来た子供が救世主だったという内容。
花魁世界が楽しめます。どの男性よりも高砂ねぇさんのおっとこ前に惚れます。”張り”を持って生きましょう。
この作品は登場人物全員かわいそうな目に合うけど、一番かわいそうなのはすべてを見てきたおやじさんだよ。
我が子のように一緒にいたうさぎの幸せが、うさぎの命に関わることだとわかっていながらも
他になす術もないから、やっぱり後押ししてやることしかできないなんて。
自分が不幸よりも、自分が大切にしてる人が悲しいことの方が何よりも辛いと思う。
相手の悲しみは代わってあげられないもんね。さいごにすずに会えたのが救いだったよ。


つーことで、この作品もこれまた現代編「セフィロト」つーのに続くんです。
はい、もう注文しました。汗


ってか、作品の感想にはまったくなってないな。でもおもしろいですよ。
それより懐かしさが勝ってしまった 汗
しかし、この人一応「ハロウィン」という、あの楳図かずおや、御茶漬海苔という
精神から訴える恐怖のホラー漫画家達の宝庫が載っていた雑誌で描いていたんだけど
この人の作品はまったく恐くないんだよね。ホラーというよりファンタジーかな?


そういえば、昔上の二人の作品も回し読み流行ってたな。
わらしはホラー全くダメ!特に上の二人は絵が恐すぎて断固拒否。日野日出志が一番トラウマだけど 汗


恐いのは、まんじゅうだけにしてください。