朝日が出てるの忘れてました。


同僚さんにどさっと借りました。


田村由美 「7SEEDS」10巻


今、一番待ち遠しい漫画。相変わらず内容がダークです。


今回は、日本が沈没した後の地下シェルターでの話。
人が大勢居ればいるほど、その生活の枠から脱線する人の多さもそれだけ居るのは当然の話で
どんなに地上での生活で規則正しくしてようが、その生活の破壊からくる精神のメンテナンスがきちんとされなけば
明日への希望なんて持てる訳でもなかろうに。
そこを個人に委ねてしまうご都合主義が集団のズレを生んでしまうんじゃないのかな?


これ、日本沈没した後の話を描いてるけど、内容は今の現状と対して差は無いと思う。
今の世の中不安定でサバイバルっていやサバイバルで食うか食われるかだもの。
格差ってまさにそういう意味だと思うし。人に手を差し伸べるほどの余裕ないから
犯罪も簡単に出来てしまうのかもしれない。


でも独りじゃ生きてけないのにね。人は愚かじゃ。


続き気になるよぉ〜っ



篠原千絵 「天は赤い河のほとり」11,12巻


お〜、これからエジプトとヒッタイトの戦争が始まってやっとやってる場合じゃなくなってきたって感じ 笑


つーか、貧困が人の心に余裕を無くし、卑屈を生み、人を欺く道具になるっていうのが
裕福なものにわかるはずもなく。そしてそんな現状での裏切りが自分達で招いてるとは知らずにいるそのエゴたるや
今も昔もまったく変われないでいる人間は、つくづく棚置き上手だなと思う。



宮本福助 「拝み屋横丁顛末記」8巻


そーいや結局実写ドラマ観ないで終ったな。


今回、3バカじじぃ達が中心でかわいかった。
この人の描くじじぃはホントにかわいいしほのぼのする。
たいした事じゃない出来事を大げさに面白く見せる作者の力量を毎度感じる。
あんな大家さんの居る下宿なら入ってみたい。



高屋 奈月  「フルーツ・バスケット」1〜23巻


うーん、久々長編。


内容は12支+猫の呪いに取り付かれた一族に関わっていく女の子の話。


この漫画、嫌いじゃないです。とてもいい話だと思う。
ものすっごく内容が正当派だし、登場人物が皆とてもやさしくて、素直でものわかりいんだけど
でも、12支と猫の動物に取り憑かれている面々の「異形である」自分への葛藤を
普通の学校生活の中で、魔法とか特別な力とか一切なく「1人の人間」としての不器用さや孤独を
主人公が徹底して明るく、素直な広い心で受け止めるというのは、実に健康的で
それによって変わっていく周辺の成長は決して不自然ではないと思うし
やっぱ「自分が欲しいと思う言葉をくれる人」への思いというのは、絶対的な価値があって
それに委ねたいと思う気持ち、甘えたいと思う気持ち、それは誰もが持っていて当たり前な気持ちであって
それをあからさまに描いているのは、偽善通り越して好感が持てる。


それに主人公の真っ直ぐな性格がありえないのは漫画だからいいじゃないか。


現実にはこんな奴いねーとか思いながらも、少しは求めている部分もあるだろうと思うし
「愛される」ことを、手放しで受け止めることができるほどの強さを持てれば人は皆最強だよね。


それに、ほどよく人の暗い部分も描かれているし、とてもきれいにまとまっている作品だと思います。



いや〜でも、漫画はダメですね。自分をダメにします。
フルバを黙々読んでいたら、朝日が昇ってまぶしかったです 汗
それでも気になって止められない私。


マジ、欲望を止める薬があれば誰かください。



そいえば、月は「惑星」ではなくて「衛星」だそうです。
わし、調べもしないで思ったこと勢いでブログに嗜めるので、間違い多いと思いますが
「あー間違ってるなーこいつ」と笑ってもらうのもまたブログを見る楽しみだと思ってるんで
これからも間違いはなくならないと思います。


それに酒飲みながら書いてる時もあるし 汗


困ったちゃんは治らない・・・