続き物は待つのが辛い。汗


皆川亮二 「ADAMAS」1巻


しっかりした線に細かく描き込まれた背景が「これぞ漫画!!」って感じ。


内容は、幼少の頃から宝石に愛されて育った主人公レイカが、
その宝石がもつ力を借り、導かれ、いろいろな事件を解決していく。


最初の話が読み切りだったのか、後半いきなりレイカの髪型や色が変わったから、
途中までいつレイカ出てくんのかなーとか思いながら読んでた 汗 


所謂今流行の「パワーストーン」を題材にしていて、様々な宝石の力や効能が読んでいて面白い。
ダイヤが埋め込まれたナックルかっこいいなー。
私もこれで誰か殴りたい 爆 



八木教広 「クレイモア」14巻 


いつの間にか新刊でてた 汗 


おお〜っ盛り上がって…(目薬さしながら)きたぁ〜〜〜っ!!


一体ミアータはどういう特異体質なんだ?
あんないじらしい姿見せられたら、クラリスもだまってらんないよね。
逃げたと見せ掛けといて敵に向かうクラリスの母性が、今後クレア達への理解に繋がるといいな。


ってか、シスターになったガラテアといい、皆いい奴じゃん 笑 


う〜ん、今更ながら覚醒者の区別がつかない 汗 



浅田弘幸 「テガミバチ」4巻


これも最後の方で話が動いて…きた〜〜〜っ!!
織田裕二のモノマネをする山本高広、のモノマネをする城田優風)


「ピッ」となるパンツ穿かされた、ニッチのこだわりがわろた。


「死骸博士」サンダーランドがかこええ。



華倫変 「デット・トリック」上、下巻 


ネウロ読んでたら無償に華倫変読みたくなって、前から欲しかった絶版作品を勢い任せに購入。


内容は、連続猟奇事件を扱う刑事もの。


相変わらず、変態の溜り場からほろっとでてくるまっとうな言葉は、
常識人ぶって、影で人を陥れたり簡単に殺したりできる自分優先の奴らよりも
ずっと人間味があって、その辺は華倫変だなぁ〜と思う。


つーか、登場人物が変態すぎて、普通の漫画になってしまってる 笑 


これは、刑事達のアクが強すぎて、犯人の異常性が薄れているからか?
特に謎を解いていく中心人物、畠山警部なんて完全にアウトだもの 笑
でも、あの変態知識が事件解決の役に立ってるのかしら?


しかし、ブルマ女子高生に囲まれ、カメラ持ちながら「だっちゅーの!」と
今更なギャグをしている奴に、簡単に謎解かれて逮捕されたら
こいつに捕まるなら自首しとけばよかった。と思うな 苦笑 


畠山警部に捕まったら、その辺の精神的苦痛も味わえます。


そして落ち込んでたら、一森くんから武田鉄矢の「母に捧げるバラード」がプレゼントされます。


アホか 笑



三宅乱丈 「ペット」1〜5巻


最近気になる三宅乱丈


いや〜これは参った。なんといったらいいのやら、この世界観は独特だな。


内容は、記憶を操り、差し替えることができる「ペット」と呼ばれる特殊能力のある若者達と、
その能力を利用し、管理する中国マフィヤ、そして、中国マフィヤから若者を救いだそうとする、
「ペット」を育てた「ヤマ親」との緻密な心理戦と愛憎劇。


つまり「同じ親に育てられても、育て方によってはこんなにも性格は違ってくるんですよー」
といいたいのだろうか?


この、記憶を操る特殊能力は、幼少では他人に同調しすぎて流されてしまい
自我が持てずにまともに暮らせない状態に陥る。
その状態から「幸福である『山』の記憶と、不幸である『谷』の記憶」を教え、
幸福の『ヤマ』を分け与える事で、自我をコントロールできるようにするのが、
「ブリーダー」である「ヤマ親」の役割であって、
そんな「ヤマ親」は「ペット」にとって自分の両親以上に特別であり、敬意と信頼を持っている。


そんな「ペット」である悟と司は、「ヤマ親」である林に見出され育てられるんだけど
ある程度の成長まで見届けられた悟は、ほどよく協調性もあり、素直に林への愛情を示し
一方、悟の出現で自分は見捨てられたと思い込み、組織の企みも手伝って、歪んだ愛情を林にぶつける司。
で、司は愛情の矛先を、同じ「ペット」であるヒロキを育てることに向けるんだけど
そのヒロキは、司に依存していて自我と正義感は強いが、実際1人では何も出来ないし決められない。


人の性格って、育てた親の影響大なもんだから、見事にその影響が3人共にでちゃってるわけだ。


特に、頭のよさがアダとなる司の林に対する愛情は、不憫なくらいイタイタしくて
そりゃまぁ、見事な壊れっぷりを披露してくれる。


読んでると、そんな司はヒロキに救われていくんだろうなと思ったのだが。
結末が意外な方向へ行ってまったく先が読めなかった。


漫画の展開も、最初子供の頃の悟がでてきて「悟が主役かなー?」と思わせといて
いきなりメインがヒロキと司になり、そこから司1人の心情に重点を置かれ、悟が疎外されたと思った途端
クライマックスにかけて悟が林の導きで、それぞれの思いに終止符を打つ。
その一転も二転もする心理戦は、デスノートに匹敵するくらい緻密で巧み。
そしてキレイに伏線を処理しているからすごい。


それと、それと。この作品で忘れちゃいけないのが影の主役桂木。
この人がいなかったら、話が進まなかったし、盛り上がりにも欠けていたんじゃないかってくらい活躍してた。
それに、調子が良く、人に嫌われてる桂木の過去がこれまたかっこよくて
読んだ最後に「ん?これ桂木に全部持ってかれてないか?」というくらい、最後の印象が桂木です 笑


今新作の「イムリ」も読んでるけど、ホント三宅乱丈やってくれるわ。


次は「ぶっせん」だな。


なんていいながら、最近小説モードに入ってきてるので
とりあえず山積みされてるのを片っ端から読みたいと思ってます。