困惑したい。


スガシカオ アルバム「FUNKAHOLiC



なんか、スガさんものすごく精力的に活動してますね。



うにゃうにゃ、相変わらずいいです。
最近は、デビュー時よりもかなりポップよりのファンクですが
歌詞の世界はより一層欲求不満を押さえすぎて静かに発情しまくってます 笑


特にここ何年かは女性目線で書いてる詞が多いような気が。
これがまぁ、ねっとりと陰険であまのじゃくでわがままで過剰なまでにヒステリックで
ひしひしと伝わる神経質な好奇心は、ツンデレ乙女だし。
周りが見えてるようで殻に閉じこもった自分だけの世界で悲観している被害妄想気味は正に「女」そのもの


言ってる事の支離滅裂さは相手を混乱させて、思わせぶりな小悪魔イメージだけど
実際は、自分自身が一番自分を困惑させて、ホントに天然で自分を振り回しちゃってるあたり


そのつかみ所の無さと、チラッとみえる隙から漏れる欲求がとても歌詞をエロくしている。


そして、「う〜ん、自分では隠そうとしてるけど、いわゆる君は欲求不満なんだね」と思わせる。


そうなったらもう単純に、「押したらイケちゃうかな?」と、思ってしまうわけだ。


実に惹きつけ方が巧みだ。なんかもう気付かないうちに目で追っちゃうね。
「いやいや、思わせぶりなのはそっちだから」なんて言い訳しながら。


それがものすごくわかり易く表現してるが「潔癖」という曲なんだけど


彼の事を、父親に似てるから嫌いとかいいながら
「すべての敵から私を守って」「私の未熟を許してほしい」という
「それ、父親なら無償でやってくれるよ」と突っ込みたくなることを彼に望む。


自分の気持ちを気付いてくれない彼の鈍感さにイラだって、それをコントロールできない様は
たぶん、彼に伝わらないと思うし、成就されなくて一層心の中でふつふつと思いを膨らませるんだろうなって


ここまで連想させる、スガさんのが書く詞の中の女性像はすげー的を得ていると思う。


女性目線の詞以外だって、人との繋がりを欲してるくせに孤独に浸かって諦めた振りしてる人達の徹底した卑屈ぶりは
蜜の如く正にホリックで心地よく、人事じゃない後ろめたさを感じさせる。


スガさん、いじわるだなぁ・・・。実は相当なテクニシャン!?笑


私も消毒プレイしたいなぁ〜。