好きなものを好きと伝える難しさ。

上田現  トリビュートアルバム「Sirius~Tribute to UEDA GEN~ 」


ブログに感想を載せようと息巻きながらも、キーボードに手を置いた途端頭の中が真っ白になってしまう。
あの時、レピッシュにどうして惹かれるのだろうかなんて考える事もなく
ただただ本能に任せて聴き捲くったレピッシュの音楽に高揚し、憧れ
そしてなぜか罪の意識に苛まれて胸がチクチクと痛んだ。


今、その感情がなんとなく説明できてしまう自分がいる。


私は現ちゃんの音楽を聞くと、熱烈な現ちゃんファンだった中学生に戻る
でも戻る度に、余計な説明がうそ臭くなる。
それはなんか、レピッシュや現ちゃんの音楽を聴く上で蛇足だなと感じた。
なにも考えずに上田現の作った音楽に深く浸り、「現ちゃんさいこー」と呟きたい。


このアルバムはトリビュートだけど、それと同じ気持ちで聴いた。


なんだよ、これは現ちゃんじゃないか。どの曲も間違いなく現ちゃんじゃないか。
現ちゃんじゃなきゃ、レピッシュじゃなきゃ嫌だと思っていた時期も正直あった。
でも、現ちゃんの作品は誰が歌っても現ちゃんで、やっぱり私は中学生に戻ってしまうのである。
そして、中学の頃と変わらない憧れと罪の意識に鳥肌が立つばかり。


それだけ、参加したすべてのアーティストがすばらしかった。
上田現への尊敬と愛で溢れていた。


と、ここまでつらづらと思いを綴ってみたが、この散らかった文章はなんだろう?
充分うそ臭いこの文章がこれ以上うそ臭くならないうちに感想を終りたいと思います。


最後に


レピッシュの「ワダツミの木」
マグミさんの声に、深海にゆっくり沈んでいくかのような静寂を憶え、息を飲んだ。


このアルバムで、現ちゃんだけでなく、レピッシュのマグミさんのフロントマンであるすごさを再確認した。
やっぱりレピッシュは私の青春だ。



娘さんの桜ちゃんが大きくなったら是非「ロボット女子高生」歌って欲しい。