度が過ぎたら、苦笑い。

今回、母が入院して「はぁ〜、重荷だわ 汗」と、思わずため息がでてしまった。


入院した母の面倒。
ではなく、健康優良児の親父さんの面倒である。


うちの親父さんは極度の寂しがり屋。プラス、母がいなければ何もできない。
ってか、できないんじゃなくてやらないだけなんだけど。 汗
しかも、親父さん世代特有の「男子厨房なんたら」という家事をしないのが当たり前と思ってるので
以前母がガンで入院してた時、当時朝6時から夜7時まで仕事していた私は
あまりに何もしない親父にブチギレしてしまい、小説一冊分のバトルを繰り広げ
「世代特有!?知らねーよっ!」と吐き捨て、一週間私に家事一切を放棄されたことがある。


それ以来、食事以外の家事は私の顔色を窺いながら(この辺がずるい)やってくれるようになったのだが
母が退院してしばらくしたら見事に元に戻っていたので
私は、改めて「三つ子の魂百まで」という言葉の深さを噛み締めた。


そんな私の胸中も知らず、親父さんは動けなくなった母を起こそうとし
力の加減もせず無理矢理母を引っ張り、悲鳴をあげられオロオロしていた。 汗


私は「初めての共同作業から42年、全く噛合ってねーな 汗」と思いながら
あまりに痛がってる母をこのままにしておく事もできないので
私 「救急車呼ぶからお父さんは仕事行きなさい」と、朝ご飯と弁当を作り親父さんに渡した。
見ると、親父さんの顔は暗い影がかかり、一切ご飯に手をつけず一点を見つめていたので


私 「父さんがそんなんなっても母さんが良くなる訳じゃないでしょっ!早く食って仕事行けっ!!」


と一喝し、我に返った親父さんは慌ててご飯を食べ仕事にいった。
時間は午前7時前。なんだろこの疲労感は。 汗


そんな訳で母が入院して3日目。
徐々に回復してきた母はどうしてもオロナミンCが飲みたくなり
親父さんが来るのを心待ちにしていたのだが
見舞いに来た親父さんは、財布を持ってこなかったらしい。 汗
それを聞いた母は「出かける時は小銭入れくらい持ってこい!」と病人らしからぬ声を荒げたらしく
怒られた親父さんは、ただオロナミンCを買う為だけに財布を取りに家に帰ったらしい。 笑


数日後、仕事休憩で家に戻った私は、家で親父さんがオロオロしていたので、「なしたの?」と聞いたら
母が私に渡すようにと書いたメモを見事にどっかに落としてしまったらしい 汗


・・・・・・・つ、使えねーっ!! 汗


もうこの使えなさは徹底的だ。いや、この場合テッテ的と言うべきか?
と、意味無く「ねじ式」のせりふを挟みながら親父さんに呆れた私は
もう苦笑いしかでなかった。 笑


まぁ、本人はすごく一生懸命やってるんでしょうがねぇ 汗



フォローするつもりは無いけど、親父さんは親父さんなりに母のありがたみを感じているとは思う。
でも親父さんが思ってる以上にもっと母のありがたみを感じて欲しいので
私はこれからもめいっぱい親父さんを冷たくあしらいたいと思います。