希望

「アジョシ」



内容は、元特殊部隊のテシクが
犯罪事件に捲き込まれ誘拐された、自分を「アジョシ(おじさん)」と慕ってくれる少女ソミを取り返す為
犯罪組織に乗り込んでいくバイオレンスアクション。


同僚さんが「冷たい熱帯魚」と一緒に貸してくれた。
私、韓国ドラマは全く興味ないけど、これはおもしろかったぁ〜
約1時間20分という短い時間の中で、多くを語らずに互いの「明日への希望」をきちんと描いていながら
王道であるアクションシーンも、期待を裏切らず楽しましてくれる、文句の付け所の無い映画だった。


だって、近所のアジョシが実はちょ〜強くて自分がピンチになった時に助けに来てくれるんだよ!
しかも、敵側のアジョシも以外と悪い人ではなかったし、人生って捨てたもんじゃないよね! 笑


毎度思うのだが、少女は全国共通で「動かないものを動かす力」を持ってるんだよなー
でも、少女に「おじさんの事嫌いにならない、おじさん嫌いになったら、好きな人1人もいなくなっちゃうから」
なんて言われたら、やっぱおじさん動かない訳にいかないじゃん!


愛を拒む男と、愛に見放された少女
ソミと母親が犯罪組織と絡むところから、グッと惹き寄せられた。
家族を失ったテクシは、ソミに家族を重ね、自分の命と引き換えにしてもソミに希望を託したかった。
一方で、母親を失ったソミは、自分を救ってくれたテクシの温もりに後押しされ、
希望に向かっての一歩を踏み出すことが出来たのだろう。
ホント「おじさんと少女」の関係性って、他者を寄せ付けない特殊な領域を創りだすよなー。


アジョシのウォンビン、影を引き摺りながらも、迷い無く少女を救い出していく姿は文句無くかっこよかった
殺陣も迫力あったしね。アクションシーンに説得力無きゃ、少女との交流シーンも台無しになる。


あーでもね、確かにウォンビンかっこ良かったんだけど
それ以上に私の心を鷲掴みにしたのが、ベトナム人の敵の殺し屋ロワン
このロワンの目が、殺し屋でいながらもすごく澄んでいてホントに素敵!!
彼が画面に映ると、一気にその目に吸い寄せられて後半彼の虜だった。 悦
映画の中でも重要な役だし、それでいてセリフの少ないとこがかっこ良過ぎちゃって堪んねーわ♪ 
いやー他に映画出て無いのかな?ちょっと調べてみよー


他にも、ハイテンションにトチ狂ってるマンソク兄弟や
実直で人情味のある麻薬取締班の刑事チゴンが渋くてよかったです。


でも、吹き替え版で観ると、アジョシの声の合わなさにがっかりするので
字幕で観る事をお薦めします 汗


そんでこの感想やってる間に、なんと「アジョシ」がハリウッドでリメイク決定らしい。
やっぱ、アジョシ役はジャンレノかしら? 笑
(「レオン」のパクリとか言われてたから)


立続けに面白い映画観れて幸せ。 
さ、今度は「冷たい熱帯魚」観よー