神様っているんだなって話。

土曜日、一寸先も見えないくらいの暴風雪に見舞われ
あまりの酷さにバスやタクシー、除雪車まで動かなくなる始末。

そんな中、それでも職場は閉めることなく、夜の23時まで仕事。
仕事を終え、視界が真っ白な中を帰ろうとしたら
視界が遮られるので、大人の腰くらいある吹き溜まりに気付かず
普通に車を走らせてたら、そのまま吹き溜まりに突っ込んでしまい
見事、身動きできない状態になってしまった　汗

うーん、これは車ビクともしないぞ。まずい、どないしよ　泣

後ろには、帰り道が同じ同僚さんの車が。
やばいなー、えっとえっと〜

あ、そだ！JAFに入ってんだった！　閃

そうだよ、JAFだよ。こういう時こそJAFに電話しなくては！！
その前に、後ろの同僚さんが犠牲にならないように
別の道で帰れるなら、戻って反対から帰った方がいいよと伝え
帰る同僚さんを見送ったあと、JAFに電話。

JAFに電話。

Ja・・・・・・

つ、繋がらない！！　汗

そっか、こんなんだからJAFに救援殺到してんだ！！　死

や、でもJAFしかないよなやっぱ。
しゃーない、しばらく電話し続けよう。
と、15分くらい何度も繰り返し電話したが

・・・・・・繋がらんっ！！！怒

埒あかんから、少し間を置こうと、車の中で色々考え
一か八か、近所の住宅に救援を頼んでみる。

ま、出てこないよね〜　泣

よーし、じゃ再度JAFに電話するか。と、リダイアル連打してたら。

ん？・・・・・・光？

目をこらしめて外見たら、確実に光った何かがこっちに向かってくる。

あ。あ。あ。

除雪車じゃねーのアレーーーーッッッッッ！！！！？

と、思ったら、除雪車が曲がってしまった　汗

曲がったーっ、こっち来ないんかーい！！　怒

ハッ！ちょ、ちょっとまてよ？　閃

私、JAFが繋がったら、消防の横で埋まりましたと伝えようとしたんだよな？

・・・・・・消防！？

そうだよ、すぐ横消防だったじゃん！
ってか、今除雪車が入ったとこ

除雪センターじゃんかぁーーーーっ！！！！　興

何ですぐ思い付かないんだ私！
と、思いながらすぐさま外出て、除雪センターに走りだ
そうと思ったら、腰まで雪があるので走れず　汗
雪を掻いで、やっとの思いで除雪センターに着き
さっきの除雪車の前で必死に救援アピール
気付いてくれた運転手の兄ちゃんに
森山未来が世界の中心で叫ぶような気持ちで「たすけてください！」と言うと

除雪の兄ちゃん　「あ、いっすよ」と、あっさりOK

た、助かったぁぁ〜！！　歓喜
埋まったのが除雪センターの横でホントラッキー！

そしたら、除雪の兄ちゃん達が埋まった車を牽引してくれるだけではなく
なんと！あぶないから家まで私の前を走って、
道を作りながら送ってくれるというのだ！！

な、なんて良い人達なんだ　感涙

ああ、除雪のライトが後光のように見える　合掌

ガンガン雪を掻き、道を開いて走る除雪車の後ろを走るこの頼もしさ！
十戒？これがあの有名な十戒なの！？ねぇ貴方はモーゼなの！？ねぇねぇ！

とはその時思ってなかったが
あっという間に家にたどり着いて、無事生還。
でも、除雪車は止まることなく、そのまま行ってしまった。

そっか、ヒーローは振り向くことはしないもんね。　悟

あなた達のおかげで、私は家に帰れたよ。
ありがとう！除雪車、ありがとう除雪の兄ちゃぁ〜ん！！　

家に入って時計を見ると、会社でてから45分経っていた　汗
そっか、必死だったからそんなに過ぎてる感じなかったな。
とにかく何事もなくて、ホントよかった。

一息つく前に、同僚さんは無事に帰れたか気掛かりだったので
遅い時間だけど、メールで確認してみる。
そしたら、十分経っても返事がこないから
もう寝たかな？と思って、着替えたりしてしばらくしたら返信がきてた。

同僚さん、結局あの後違う道で埋まってしまい。どうにもならなくなって旦那さんを呼んだら、助けにきた旦那さんも車が埋まってしまったので、なんとか雪から脱出して職場に戻り、職場に車を停めて、旦那さんと歩いて家まで帰り、やっと家に着いたのが会社でてから一時間半後らしい　汗

そ、そっかー(汗)先に帰した同僚さんより早く帰ったのか私。
なんか、申し訳ない気持ちになってしまった　恐縮
でも、無事でホッとしたよ。

次の日、この暴風雪で車が埋まり、排気が車内に充満して中毒死したり
助けを求めて外出た人が遭難したり、
車の中で凍死した人がいたとテレビで報道していて
自分もなっていたかもしれないと、ゾッとした。

や、でも、ホント私はツイていた。

一つは、吹雪だから立往生しても他に車がいなかったこと
(視界が見えないから、事故の原因になる)
もう一つは、夜だから除雪車が出動していたことと
埋まった場所が除雪センターの横だったこと。

そして、助けを求めた兄ちゃん達が凄く親切な人達だったこと。

改めて、菓子折持って、お礼に伺わなければ！　拳握

因みに次の日、めちゃくちゃ晴れていて
「耳キーンなる」とか言った方がいいのだろうか？と思った　汗

自然は恐いな。