美しきトーマ

だいぶ前に観てきた映画感想。


「脳男」


内容は、感情と痛覚は欠落してるが、驚異的なき身体能力と知能を持つ「脳男」が、お金持ってる祖父に悪を裁く殺人マシーンに仕立てあげられ、なんやかんやあって爆弾魔と戦う話。


うーん、なんだろ?面白くなかった訳じゃないんだけど
なんか惜しいんだよなー


脳男の能力が、ほとんど生かされてない。
脳男といわれる所以、殺人マシーンになる過程を前半説明したのであれば
後半でその能力を生かし、どう敵を追い詰めていくかを視覚で感じたかったんだけど
「脳男」という割に、脳を使った戦いをしてなかった 汗


メインの敵との対決も、あれは身体能力が高いってより
一般平均男性より、身体の作りが頑丈にできているって感じだよ 汗


もうちょい脳男に「おっ、すげーっ!」と思いたかった。残念。


でも、間違いなく生田斗真は美しかった。
感情の見えない表情も、しなやかで無駄のない肉体も
脳男に相応しく、人並み外れた美しさが生田斗真にあった。
その美しい斗真と並んで霞まないの、松雪泰子しかいないかもなぁ〜
松雪泰子は、強さと儚げさの両方を兼ね備えてるとこがいいよね。


他のキャストも役に合っていて皆よかったけど、
二階堂ふみと染谷くんはコンビなのか? 汗


総じて、美しい生田斗真を観る為の映画だな、うん。




「ひまわりと子犬の七日間」と思ったんだけど
期間限定で上映来たので、先にこっち観ることにしました。




「テッド」


洋画観たの、去年家で観た「アジョシ」以来だった。 驚


内容は、子供の頃孤独だったジョンが、友達いないからテディベアと話せるようにと願ったら、ホントに叶ってテディベアが話せるようになっちゃって、やったーしゃべれる友達できたーって、そのままお互い中年になっていって、気付いたら悪友に成り下がって、ジョンの彼女が二人に呆れて、ジョンに自分とテッドのどっちをとるか選択させる話。


ええ、そうですよ。


有吉が声優やってるからっつー理由で観てきましたよ 汗


テッド有吉。まんま有吉だった 笑
でも、あの有吉のちょっと冷めてる乾いた声で言った下ネタは、
あんまり生々しさを感じさせなくてよかった。


そんな感じで、口を開けば始終エグい下ネタが飛び散っている映画。
観る人によっては眉をひそめる、とにかくバカみたいに下らない内容なんだけど


私、泣いてしまいました 汗


ジョンが彼女を選んでテッドと離れるということは、
ジョンにとって同性でなければわかりあえない愉しさや、
自由でいたい逃げ道や言い訳を奪われることになる。
でも、彼女のことはホントに愛してるし、別れたくない。


そんな、どちらを取るか決めることができない優柔不断なジョンに、
彼女は愛想をつかしちゃうんだけど


これ、テッドとばっちりじゃない?


いくらテッドに自我があろうと、
根本は、ジョンの願いでテッドが命を宿したということ。
だから、ジョンが大人になってもぬいぐるみに戻らなかったテッドは
単純にジョンの願いの延長をしているだけであって
テッド自身に、なにも非はないはず。


つまり、テッドがいるから、ジョンが大人になれないのではなく
ジョンが大人になりたくないから、テッドがぬいぐるみに戻らなかったんだよ。


テッドはそれをわかってる。
なのに、ジョンの為に二人の前から消えようとするんだよ。


これって、すべてはジョンの為にある、テッドの命だということでしょ?
もう、切なくて切なくて、下ネタどっか行ってしまったわ 汗


酒は浴びるわ、女は好きだわ、ドラッグかます
どうしようもないおっさんに成り果ててしまったテッド。
その分、人間の厄介な部分もちゃんと理解している。


だから、テッドの体が裂けていくのを見て、
そうだ、テッドの中に入ってんの、綿なんだよなーって思いながら。
もう涙が止まらなかった。


うん、ホントはこんな風に観る映画じゃねーんだろーけどな! 汗


下ネタはわらえなかったけど、なんだかんだいってテッドかわいいし
最後皆で幸せになるしで、良い映画だった。


私の隣の、どうみても高校生の女の子二人
最後、有吉の名前見てキャーキャーいって黄色い声だしてた。
おっ、同じ有吉目当てでも、名前でそんな反応できんだ。すげー!
若いって良いなぁ〜! 爽



そうそう、有吉には、「モブサイコ100」が実写化したら幽玄やってほしい。
インチキくさくて努力家、
最もらしい理屈が、何故か説得力ある存在感が有吉にぴったり 笑


モブはバカリズムにやってほしいなぁ〜。モブ、中学生だけど 汗


ちなみに、「モブサイコ100」は
Webサンデーで無料で読めます。オススメ