つまり、ザキヤマさんが一番「人見知らない」努力をしてるってことだな。


やっと感想。


アメトーーク」人見知り芸人


日々、人見知ってる芸人メンバー
オードリー若林、有吉、インパルス板倉、フットボール岩尾
バカリズム、ライセンス藤原、ノンスタイル石田、U字工事益子


いきなり真面目な話になるけど
若林が何気に言ってた「普段、人見知りを隠して生活をしている人」という言葉は
この番組を見る上で結構大事な前提だなと思った。
たぶん、この「人見知り」って共感する人かなりいると思うんだよね
だからこそ、「人見知りは決して自慢できる事ではない」というのを踏まえた上での企画なんだろう。


例えば「人見知りによる楽屋挨拶」エピの
有吉みたいにドアを7cmくらいしか開けないで挨拶したり
フット岩尾のすぐ帰れるようにドアノブ持ったままの挨拶や
ノンスタ石田みたいに変に謙って腰が低かったりなんかは
礼儀として、人見知りとはいえホントに失礼な態度だと思うし
こんなの一般の人が同じようにやったら社会人として生きてけないよ 笑


宮迫の言ってた「こっちが返事をしてるのに中々ドアを開けない」に対し
「相手が開けてくれるのを待ってる」なんて、それ、逆に相手に気を使わせてるじゃんとか思うもん。
つい最近、芸人さんの楽屋挨拶からの揉め事があったばかりだから「お前は紳助か」と言われそうだけど
実際、自分が人見知りだったとしても、挨拶は大事なことだし
どうせ相手に挨拶されるんなら、きちんとした挨拶の方が受ける側も気持ちいいでしょ?
だからこういう礼儀に対するエピはあくまでもネタであって、反面教師として観た方がいいということ。
だってね共感ならまだしも、これを観た事によって人見知りであることを肯定されてもね。
「私は人見知りだから」でなんでも済ましてしまえるばかりの世の中じゃないもの
アメトーークは影響力あるからね。若林は良い前振りしたと思うよ。


ま、その為に「アンタッチャブルの人見知り講座」があったんだと思うんだけどね。(これに関しては後ほど)


大部屋のエピに関しては、OFFな部分だからこれまた話は別で手放しで共感できる。


若林の「ささくれとってる振り」
有吉の「眠い振り」
岩尾の「何か考えてる振り」は私もやるなー 苦笑
板倉の「漫画読んでるときに周りの話が不意に入ってきて笑いこらえる」とか、すげーあるあるでわかる。
バカリズムの「しゃべらなくて済むようにお弁当をゆっくり食べる」は、なるほど使える。今度使おう。


確かに、人が大勢居ればいるほど「どうすれっていうんだ」になる。
テンション上げてフレンドリーながんばっちゃってる自分は客観的に観てイタくて耐えられない
それに加えて、岩尾の言う「ポツンとしてると周囲に気を遣わせてしまう」は
自分以外の人見知りがやってる行動を見て感じたことを照らし合わせてるのと
「1人で居るのがかわいそう」と思われたくない自尊心からくるものなんだと思う。
だから「仲間に入れない」んじゃなく「周囲の輪に無関心な振り」をする言い訳を常に考えているんだよね。


あと、「コミュニケーションを取るのが単純にめんどくさい」というのもある。
共演者がエレベーターで一緒になりそうになると非常階段を使うバカリズム
宮迫の一回挨拶した人ともう一回会うのを避けようとしたりするのは正にこれで
「じゃない方」をスタッフにボケられる若林と「キムタク」イジリされる岩尾
「あだ名」をつけて欲しいと言ってこられる有吉なんかは
自分の返答次第で相手がノッテきちゃったりする性質の悪さも考えて
言葉を選んでるうちに詰まったり、苦笑いになってしまうんだと思う。


打ち上げ話もすごいわかるわ〜
対した仲良くない人と一緒に飲んでも楽しめないもん。
バカリズムの「架空の仕事を入れる」は前の職場で私もよく使ってた。笑
有吉の「中枢神経がやられるまで酒飲んでテンション上げる」のもよくやってた
今となっては宮迫の「なんでそこまでしてしゃべらなあかんねん」の言葉に尽きる 笑
益子の「つまみすら手をつけられない」は結構重症だなと 汗
私の場合は逆に、前のバカリズムのお弁当と一緒でつまみに集中してしゃべらないようにしてる。
でも、益子の「打ち上げ終わった後の解放感」はよくわかる。と、同時に一気に酒がまわるんだよね 笑


益子の「床屋のコミュニケーション」もホントやだ〜
しゃべらないで終わるならそれにこした事無いもん。
少しでも早く帰りたいからあまり注文をつけたくない。
今自分で切るようになって、あまりの楽さにもう美容室いかないかもとか思っている。汗
後、人見知りと関係ないけど、髪洗ってる時に顔に掛けられるタオル
私もバカリズムと一緒で「ズレないように口で吸う」はやってる 笑


服の試着は、店員さんに言わないで勝手に試着しちゃう。
シートを倒すのも勝手にやっちゃうなぁ。
若林の病院での「何回か会わないとお腹痛い言えない」は普通に「言えよ」と思った。笑


デリヘルとか風俗の話は男じゃないからよくわからんなぁ。
でも、石田の「デリヘル頼んだくせに居留守使った」は酷すぎる 笑
嫌われたくないとか気を遣うとか言っときながら、結局相手に迷惑かけてるじゃん 汗
でもまぁ、よくそれを今回話したな。笑
有吉は、SだろうがMだろうが単に風俗行きたいだけじゃん 汗
女も欲望が勝つ場合があるのかな?


「NO人見知り芸人」について私の見解
品川はフレンドリーには見えない。人見知り通り越して「好かれたい芸人」だと思う。
フジモンは人見知りが何たるかをよく理解してる気使いの人に見える。だからこそ、あの細かいガヤができると思う。
せいじに関しては、VTRでの携帯みながら話がはずむのがすごい 笑
でも、私はせいじTVで観ててすごい好印象なんだよね。「愛されるがさつさ」というべきか。
がさつでも、きっとせいじといたらなんとなく気持ちが救われるような気がする。そんなやさしさを感じる。
しかし、若林のあの挙動不審さは。親とはぐれてた迷子かよと言いたい 笑
なんか「大丈夫だよぉ〜」と頭なでたくなるわ。


つーか、VTR検証前の二人セットの写真がツボに入り捲くる 笑


そして「アンタッチャブルの人見知り講座」
登場のテンションの高さがウザい 笑
つーか、これ講座という名のネタじゃん。こんなん普段の生活で実践できんわ 汗
でも柴田の対応は自然だよなぁ。この人は大人であっての人見知り知らずだ。
ザキヤマさんは、一見ぐいぐい行くように見えるんだけど、話をよく聞くと結構努力してんなと思う。


なかでも私が「それわかる!」と思ったのが「嫌われていないと思っている傲慢さ」これ、ものすごくうなずいた。
実際、数年前に私自身「どうせ何やったって、嫌われるもんは嫌われるんだから」と開き直ったら
これほど楽なもんはないなと思いはじめたから。それからあまり周りが気にならなくなった。


他に「誉めれば相手は悪い気はしない」とか「相手にしゃべらせるように促す」とか克服方法がやけにリアルで
ようはさ、人見知りの気持ちは人見知りにしかわからないってことで
人見知りじゃない人から見れば「なんでこんなコミュニケーションもできないんだ」で終わると思うんだよね。
そう思うと、ザキヤマさんの見解は結構わかりやすくて共感できるのよ。
「へぇ〜、ここまで考えてコミュニケーションとってんのかザキヤマさんは」と思う。
ということは、ザキヤマさんのあのテンションや掛け合いは努力の結果なんだと感じた。


それにしても「山崎ハン、チンギスハーン」から「サバイバスダンス」に至るまでの強引さと勢いはすごいな。
ザキヤマさんて「開き直った人間には敵わない」を全身で表してるかのような人だ(笑) 感服。


人見知りな芸人さんも多種多様でそれでもほとんどのエピに共感できてしまった。
こういう人たちって、仕事上好奇な目で観られるのは避けられないし
そういう中での不信感やコンプレックス、トラウマや億劫さや自尊心は一般の人以上なんだろうなと思う。
人に対しての不信感が人一倍強そうなのは若林と藤原だったな。
バカリズムと有吉と板倉に限っては、人見知り治すどころかそれを楽しんでるように感じた。
ま、それだけ周りを良くみてて、アンテナ張り巡らしてる部分が芸になってんだからいんじゃない?
苦手な人と接するのって、いろんなこと考えて話したり行動するから、脳が活性されるんだって。


あと人見知りといえば「自己意識が強い」って話になるんだけど
これは近いうちに「バカリズム案」感想で話すつもりです。
そういえばバカリズムアメトーーク初じゃなかったのかな?思った以上の活躍がみれてうれしかったです。


後日、オードリーのANNで人見知り芸人の話をしてたんだけど
さまぁ〜ず三村がプレゼン観てたらしくて、放送後に会ったとき
「大人なのによっ!」と若林の顔を覗きこんだって話をしてて
その三村が想像できてすっごいその三村がかわいくって悶絶してしまった 汗
いいなぁ〜若林うらやましすぎる。私も三村に言われたい。


ってか、ホントすべては「大人なのに」ってことなんだよね 笑


そして、そんなこという三村はシャイなおっさんだというところがまたラブリーだったり。